上生菓子「荘子の夢」

上生菓子「荘子の夢」:ひらい:岡山県倉敷市

和菓子につけられた名前に惹かれて買ってしまった、「荘子の夢」。

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おそらくこの和菓子を作った職人さんは、このお話をモチーフにしていると思われます。うろ覚えなので、Wikipediaで確認してみました。

荘子の思想を表す代表的な説話として胡蝶の夢がある。「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。どちらともわからぬ、どちらでもかまわない。」
Wikipedia荘子より抜粋

自分が蝶の夢を見ているのか、あるいは自分が蝶の夢なのか。考えていると、現実感が希薄になってくる自分も割と好きなお話です。

上生菓子「荘子の夢」和菓子レビュー

さて、ひらいの、「荘子の夢」です。ぱっと目に入るのは、クリーム色から薄い緑への淡いグラデーション。

幻想的な夢の世界を美しく表しています。

白あんで(たぶん)、蝶を2匹あしらっています。さわると、すぐに蝶の形が崩れてしまうのもなんだか夢の世界のようで。羊羹にしなかったのは、そのせい?と深読みしまくったり。

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手にもってみると、まわりの生地は意外と固めで、でも噛むとほろりとかめてしまう不思議な食感。まわりの生地は甘くないというか、あまりはっきりした味を感じない。

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でも中の白あんが甘くて二つを一緒にいただくと、あっさりとした甘い和菓子になる。なんとも不思議。

モチーフをひどく気に入ってしまいました。素敵♪

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