わらび餅:ひらい
先日の吉備路食べ歩きで、わらび餅に目覚めてしまいました。
今回のわらび餅は、ひらいのわらび餅。
ひらいのわらび餅は、ちょっとぷるぷるしていて、かみごたえがある感じ。
きれいにきな粉がまぶしてあって、あまり余分なきな粉が入っていません。
わらび粉はさつまいもから出来るの?
ちょうどこのひらいのわらび餅を食べていたときのことです。
こどもが、
「お母さん、わらび粉って、何からできてるか知ってる?」
と、聞くので、
「わらび粉っていうくらいだから、わらびから出来てるんじゃないの?」
と、答えたら、
「ぶーっ!残念。さつまいもから出来ているのでした。」
と、言われてしまいました。
「えーっ?うそっ!さつまいもなの?」
と半信半疑なわたしに、子供用の料理雑誌を見せて教えてくれる子供。
本当に、わらび粉の材料はさつまいもと書いてあります。知らなかった・・・さつまいも粉だったのか。
しかし、あまりにもふにおちないので、もう一度、中山圭子さんの「事典和菓子の世界」で調べてみました。
するとやはり、わらび粉は、「蕨(わらび)の根からとる澱粉(てんぷん)。」というのが、本来のようです。
が、近年、わらび粉が入手しにくくなったので、市販の「わらび粉」は、さつまいものでんぷんや、タピオカ粉のでんぷんであることが多いそうです。
つまり、本来は、わらびの根からとれるでんぷんなんだけど、足りないから、さつまいもでんぷんや、タピオカのデンプンもわらび粉として売られているってことですよね?
子供の雑誌、省略しすぎ。
危うく、信じてしまうところでした。単刀直入に書けばいいってものでもないですよね。
たとえ、子供の雑誌でもそのあたりは、しっかり説明して欲しいとすっきりしないもやもやが残った出来事でした。
ひらいの和菓子とフラワーギフト。