金沢旅行四日目は、兼六園へ行きました。
実は、兼六園は、当初の予定には入っていませんでした。
兼六園へは、まだ行ったことがなく、日本の三大庭園でもあるため、わたしは是非一度行きたかっかのですが・・・
昨年も今年も、計画段階で、こども達が、行く気がなかったためです。
ところが、三日目の竪町・新竪町の観光が、こどもが歩き疲れたのと、イメージが違うということで、そうそうに切り上げたため予定が繰り上がり、四日目の午前中がまるまるフリーに。
特に予備の日程は考えていなかったため、棚ぼた式に、兼六園へ行くことに!
ラッキー!
後楽園と兼六園
とはいえ、夏の暑い盛りに、庭園を散策するのって、暑いだろうな、と思ったのですが、全然違いました。
管理人の地元の岡山には、これまた、日本三大庭園の後楽園があり、こちらは、何回か行ったことがありますが、芝生?と丈の低い木々からなる庭園で、天気がよいと結構暑い。
それを想定していったのですが、兼六園は、全く異なるタイプの庭園でした。
心が洗われるような清々しさ
兼六園は、丘を利用して作られているため、そもそも入り口からして、結構、坂を登ったところにあります。
庭園内も、自然の起伏を生かして、さまざな趣きを見せてくれます。
また、年振りた木々が多く、木陰がたくさんあり、街中にあるとは思えない、清々しさを味わうことができます。
歴史を感じる
兼六園には、たくさんの樹木が植えられていますが、この木は、いったい何年ここに植わっているのだろうと、一目見ただけで、この兼六園が、経てきた時間の長さを感じます。
齢を重ねた木々の、見事な枝振りや、一人では、抱えられない幹の太さを見ると、人間の力だけではどうにもならない、時の流れと自然の力を感じます。
そしてまた、これだけの年月、兼六園を守ってきた人々の思い。
そんなものが、庭園を散策していると、胸の中をかけぬけ、なにやら、熱いものがこみ上げてくるような気持ちです。
感覚全開であじわいたい
途切れることのない蝉しぐれ。
木々の間を吹き抜けてゆく、ひんやりとした風が肌に心地よく。
緑のこけ、木々のうろ、まがりくねった木々、天高くそびえ立つ高い木々、そこからもれてくる木漏れ日。
苔むした森の匂い。
五感を全開にして、味わう兼六園の心地よさ。
そこは、本当に、現世から切り離された別世界のようで。
こんなところを毎朝散策出来たらいいなとか、兼六園を作った人は、随分な風流人だなとか。
ただこうした兼六園の良さを味わうには、人間の方にもいくばくかの時の経過が必要なようで。
わたしと主人は、なんて素晴らしいと、うっとり状態でしたが、上の子はまだしも、下の子は、不機嫌マックス。
なんで、こんな庭を歩き回るのか、理解不能という感じでした。
やっぱり子供にはまだ早いのかな。
時雨亭で上生菓子をいただく
さて、結構兼六園内は広いので、途中で休憩。
園内の時雨亭で、お抹茶と上生菓子をいただきました。
菓名は、確か「瀬戸」だったかな?
白あん(緑なので、基本白あんに何か混ぜてる?)を錦玉(たぶん)で巻いた涼しげな和菓子です。
抹茶セットと、加賀棒茶っぽいセットと、二種類が選べます。
抹茶には、上生菓子。緑茶には川の流れをイメージしたような透明感のある、上生菓子でない普通の和菓子がつきます。
和菓子をいただいた後は、部屋からお庭を眺めて、ほっと一息です。
お土産街
兼六園を散策した後は、お土産街のある出口から出て、お土産を物色。
買ったのは「ほうらいどう」さん。可愛い小物が結構多かったです。
先日乗り替えたばかりのiPhone用にストラップを買いました。加賀友禅や組紐のストラップです。
こちらは加賀友禅のストラップ。紐状にしてあって、石の留め具でとめてあります。
こちらは組紐のストラップ。
iPhoneにつけてみました。
さて、兼六園を堪能した後は、いざステーキハウスへ!
続く >>>
金沢和菓子旅行記について
2008年と2009年に金沢へ旅行して、和菓子ハントしてきました。記事数が膨大なので、こちらの2つの一覧を参考に見てください。