京風つくね花手毬:豆富本舗:京都府京都市下京区
節分が終わると、スーパーの節分豆コーナーは、ひな祭りの御菓子コーナーに様変わりします。
和菓子のバレンタインコーナーがないのが、悲しいところですが、まああれは、チョコレートが主体ですから、仕方ないですね。
そんなスーパーのひな祭りコーナーで、可愛いひな祭り向けの和菓子を見つけました。京都は豆富本舗さんの「花手毬」。
優しい色合いの京風つくね花手毬
わたしは、赤色×号だの、青色×号だのの合成着色料があまり好きではありません。
食品を買うときは、いつも原材料を確認して買うくせがついているのですが、原材料表示に合成着色料や保存料がずらずら並んでいると、よっぽど食べたいときは買いますが、たいていげんなりして、手にとっても元の棚にもどしてしまいます。
今回のひな祭りの和菓子も、華やかなだけに、合成着色料を使っているモノも多く、手にとっては戻しの繰り返し。その中でやっといくつかあまり余分なモノが入ってない物を見つけました。
パッケージも御菓子も優しい色合いが嬉しい「花手毬」。このふんわり感が好き♪
自分はどぎつい色よりも、ほんわか優しい色遣いの方が好きです。自宅で和菓子を作ればわかりますが、天然の着色料を使っていると、そんなにどぎつい色にもならないような気がします。
京風つくね?
パッケージには京風つくねと書いてあったのですが、御菓子の場合どういうのを「つくね」と呼ぶのか、いつもの「事典 和菓子の世界」で、調べてみましたが、わかりませんでした。
さて、この花手毬、いわゆるポン菓子とか、パンパン菓子(自分の周りではこう読んでいました。)とかいわれる菓子で、固まったところができたりしますが、その固まりのような感じ。パンパン菓子は確か普通のお米だったと思いますが、これはもち米とピーナッツの御菓子です。
昔食べた懐かしい味を思い出します。ピーナッツが香ばしくて、固まってるところが甘くて、おいしい。あっという間に一袋食べてしまいました。
パンパン菓子の思い出
まだ自分が小さかったころ、そのパンパン菓子を作るおじさんが時々家の近所の公園にやってきていました。おじさんが来ると、母に頼んで、材料と大きなビニール袋を持って行きました。おじさんが持ってきた、でっかい大砲のような機械に材料を入れて、ぱ~んととてつもなくでかい音がすると、あら、不思議、なかからおいしいパンパン菓子が出てきます。
おじさんが作ってくれたパンパン菓子は、あちこち固まりが出来ていて、この固まりがかりかりして、甘くて好きでした。
最近、スーパーで袋売りで似たような御菓子が売られていますが、ぱらぱらにきれいに砕けていて、固まったところがないのが、ちょっと悲しい。もう、あまりパンパン菓子のおじさんもみないし。それこそ、すたれてしまったあれが昭和の風景だったのでしょうか?
だから、この「花手毬」を食べたら、とても懐かしかった。厳密に言うと違うのでしょうが、まだ自分がこどもの頃のことを思い出しちゃった。と、ちょっと遠い目・・・
次回は、同じく豆富本舗さんのぼうろ。
豆富本舗の和菓子お取り寄せ情報:2021/02/20
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