旬のおとし文「麗」:清月堂本店:東京都中央区銀座
ついこの間、清月堂本店のおとし文をいただいたことを書きましたが、おとし文には季節限定バージョンもあるみたいで、今回は、桜仕立てのおとし文「麗(うらら)」のレビュー。
さて、こちらが、清月堂本店の旬のおとし文「麗(うらら)」。
パッケージからして、春の喜びが匂い立つような感じ。
おとし文「麗(うらら)」が2個づつパックされて、4個入っています。
この旬のおとし文、桜仕立てということですから、桜もち系の味なのかしら?
麗を、お皿にのせてみました。
定番のおとし文は茶色ですが、麗は、薄いピンク色。桜の色です。
早速いただいてみると、中は白で、外はピンクなのですが、中の白い部分も外のピンクの部分も、どちらも桜もちの味がします。
切り口を見てみると、白餡部分に桜の塩漬けを刻んだような感じのものが入っています。
定番のおとし文も良いですが、この旬のおとし文「麗」も、しっとりほろほろ。
見た目がとても可愛らしくて、ほんのりピンクの桜色が華やいだ雰囲気です。
小ぶりなのも可憐なイメージ。
ああ、やっぱりおとし文っておいしいです。
おとし文を味わいながら、桜もちを食べている、そんな気分。
もうちょっとあっても良かったな。
家族と半分こ。2個なんてあっという間になくなります。
旬のおとし文は、清月堂本店さんのサイトでお取り寄せできるみたいです。
期間限定みたいなので、気になる方はお早めに。
旬のということは、「麗」以外にも、また時期ごとのおとし文があるんでしょうかね?
たまにチェックしてみたいと思います。
ちょこっと想ったこと:和菓子文化と日本の四季
こうした旬の可愛い和菓子を見ていると、日本の文化って素敵だなと思います。
四季を感じ、四季折々の自然を和菓子に表していく。
春には春の生命の息吹を感じ、初夏には萌え出る新緑、秋には秋の自然の恵みに感謝し、冬には厳しい寒さに耐え。
四季折々の自然がなければ、和菓子もこのような形の文化として花開くこともなかったでしょう。
わたしたち、日本人はいつも自然の恵みとともにあったはずなのに、昨今、何かそれを忘れつつあるような気がしてなりません。
何もかも、昔が良かったなどとは言いません。
また戻れるはずもありません。
しかし守るべき文化はあるような気がします。
こうして、和菓子ブログを書くことで、少しでもその力になれたら・・・
麗を見ていると、ちょっとセンチメンタルにそんなことを考えてしまいました。
はははは、がらじゃあないな。
清月堂本店和菓子お取り寄せ情報:2019/09/20更新
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