瓦せんべい:宗家くつわ堂:香川県高松市
宗家くつわ堂の瓦せんべい。生協で取り寄せました。岡山在住(たぶん香川も)の方なら「宗家くつわ堂の瓦せんべい」というナレーションの入ったCMを見たことがあるのではないかしら。
わたしも、「宗家くつわ堂の瓦せんべい」という言葉は呪文のように何度もTVで聞かされて、覚えているのですが、それが実際どんな和菓子なのかは、食べたことがなかったので、ものは試しと取り寄せてみました。
それがこちら。
宗家くつわ堂の瓦せんべい、5枚入りです。なんでも、くつわ堂には、くつわ堂総本店と、宗家くつわ堂があるみたいですね。
さて、宗家くつわ堂の瓦せんべい、いろいろサイズがあるようですが、どうやら今回いただいたのは、特大瓦ではないかと思われます。ティッシュの箱と比べてもかなりでかい。
この瓦せんべい、原材料は、「小麦粉、砂糖、卵、白下糖、でん粉、ゴマ、ベーキングパウダー」です。香川と言えば、讃岐和三盆も有名ですから、特産の砂糖も使っているようです。
表面には「高松久つわ堂」の文字が。では、早速いただいてみます。おもむろに、かじりつくと、かなり固いです。軽くぱきっというのではなくて、がりっ!ばきっ!という感じ。歯の弱い方はやめといた方がよさそうな硬さです。
一つ前の記事の松葉は、最初はちょっとぽきっと固くても、後はさっと柔らかくなるのですが、この瓦せんべいは、最初にばきっとかみ砕いたあとも、口の中で、がりがり、ばきばきと、かみ砕くのに力がいります。
わたしは額関節症があって、あまり固い物を食べるとあと、あごが痛くなっちゃうのですが、なんとか食べましたが、顎関節症の方もちょっとやめといた方がよさそうです。
こちらは、裏側。本当に瓦みたい。
瓦せんべいと言うと、神戸の卵味の軽いクッキー風味の瓦せんべいをとっさに思い浮かべますが、この宗家くつわ堂の瓦せんべいは、それとは全く違う感じで、かめば、かむほど味が出る、どちらかというと伊賀の堅焼きせんべいに近い感じのせんべいです。
さっきから、固い固い言ってますが、この固いせんべいを、ばきばき、ぼりぼり食べるのは実は結構快感です。なんか、歯使ってるよなあ、という感じ。最近こんな固い食べ物ってそうそうないんじゃないかしら。
おまけに、噛めば噛むほど味が出て、香ばしさが口の中に広がります。うーん、旨い。素朴な旨さです。
歯が丈夫で、あごに自信のある方だけが体験できる素朴な旨さ。「野趣あふれる」というのが、ふさわしい和菓子でありました。
ネットでお取り寄せできます。
2019/10/08更新