羊羹、宇宙へ行く!
先日、スーパーで見たことのないパッケージの羊羹を見つけたのでつい買ってしまいました。大手のパンメーカー「ヤマザキ」が販売している宇宙食羊羹です。
先日、星出宇宙飛行士が国際宇宙ステーションでの「きぼう」設置関連のミッションを成功させて、地球へ帰ってきたばかりですが、おそらくそのタイミングと無関係ではないでしょう。
小倉羊羹と、栗羊羹がありましたが、よくよくパッケージを見てみると、赤い宇宙日本食マーク内に書いてある「JAXA認証」の番号が、
小倉羊羹は、「JD003」、
栗羊羹は、「JD004」
と異なり、おそらく何か認定を受けているようです。
JAXAって何さ?
JAXAの正式名称は、「宇宙航空研究開発機構/Japan Aerospace Exploration Agency」といいます。
今でこそ、宇宙への憧れはすっかり星の彼方ですが、実は、わたくし、昔は天文少女で、宇宙飛行士になりたかった口です。NASAの宇宙飛行士にファンレター書いたりしたっけ。
しかし、「宇宙航空研究開発機構」なんて、聞いたことないぜ?
と思ったら、「宇宙航空研究開発機構」というのは、2003年10月に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA) が一つになって、日本で唯一の宇宙航空開発、研究を行う機関として、誕生したようです。
▼ 詳細はJAXAサイトの組織情報をご確認ください。
JAXA宇宙航空研究開発機構組織情報
どうやら、わたしの知識は、子育てに夢中で、NASDAあたりで止まっていたようです。そうかあ、5年前にねえ。じゃあ、種子島宇宙センターなんかも、今はJAXAの管轄になってるんですね。
宇宙日本食とは
さて、そのJAXAでは、宇宙日本食というものを認定しているようです。
日本人の宇宙飛行士も宇宙へ行くようになりましたが、確かに、宇宙へ行ってる間の食事が、洋食ばかり、というのは、お米で生活している日本人にとっては、厳しいかもしれません。
食事の問題は、重要ですよね。わたしも、1日ご飯を食べないと、なんだか体調が悪いですもの。
で、こちらの、
というサイトの左サイドバーメニュー「宇宙日本食」を選択すると、どんなものが、宇宙日本食として認証されているか、というのを見ることができます。
案外、食べたことのあるものもあったり。尾西食品のアルファ米は、宇宙食そのままとは違いますが、防災用のアルファ米を我が家も備蓄してたりするし。案外、防災食と宇宙食ってのは、保存とかを考えると相通じるものがあるのかな、なんて思ったり。
そんな中、和菓子系で宇宙食として認定されているのは、パッケージは違いますが、山崎製パンの小倉羊羹と栗羊羹。
もともと、羊羹は常温でも保存可能で保存期間も半年とか長いものが多いです。もともと昔、冷蔵庫などがない時代から羊羹はあったわけですから、保存食として、長持ちするのは、当然と言えば、当然っぽいですね。
また、宇宙日本食認証基準Q&Aが意外とおもしろいです。炭酸飲料は可能か、ニンニク使ってもいいのか、食品衛生法はどこの国の適用を受けるのかとか、読んでるとなるほど、とうなずいてみたり。
ちなみに、ヤマザキの羊羹かどうかはわかりませんが、実際に毛利宇宙飛行士が、スペースシャトル搭乗時のボーナス食として、「ようかん」を宇宙に既に持って行っているようです。
(宇宙日本食のページに「宇宙日本食の開発」というPDFファイルがありますので、その中に、日本人宇宙飛行士が宇宙に持って行った日本の食品を紹介したページがあります。)
そのうち、スペースコロニーの宇宙食ランキングとか出来て、日本の羊羹がランクインしたりする時代がくるかもしれませんね。
ヤマザキの羊羹はこんな感じ
さて、前ふりが長くなりましたが、ヤマザキの羊羹です。実際に宇宙に持って行くものとは、もちろんパッケージは違うと思いますが、わたしが店頭で購入した宇宙日本食羊羹です。
箱から出したところ。
銀色のパッケージを開けてみます。
これは、小倉羊羹。
宇宙日本食のイメージのためか、持ってそのまま食べれるパッケージにしてある感じです。
こちらは、栗羊羹。
栗は、結構固めなつぶつぶな感じ。
どちらも、普通においしい羊羹でした。
久しぶりに、宇宙関連のサイトを見たら、また、宇宙への憧れがむくむくと♪わたしが、おばあちゃんになる頃には、海外旅行へ行く感覚で宇宙ステーションへ行けたりするようになるのかな。
皆さんも是非、宇宙航空研究開発機構のサイト、ご覧になってみてください。宇宙・科学・ガンダム系が好きな方なら、ワクワクしますよ!オープニングの「きぼう」の写真がかっちょいいです。